IPNET-Jスクールインタープリター
(School Interpreter)
スクールインタープリター養成講座は、一般社団法人IPNET-Jインタープリテーションネットワーク・ジャパンが環境教育推進法にもとづき人材育成事業として環境大臣・文部科学大臣に登録している環境教育指導者養成事業です。
環境省人材育成・認定等事業データベースへ
環境大臣登録人材認定等事業・環政経発第060705001号
文部科学大臣登録人材認定等事業・18文科生第143号
子どもたちとの自然とのふれあい・自然体験から環境教育を目指す
HMフィールドプログラムを広げています。
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写真左、学校でのゲストティーチャー活動。写真右、スクールインタープリター養成入門講座の様子
スクールインタープリター養成入門講座講開催予定のお知らせ
もくじ
IPNET-Jスクールインタープリターの趣旨
学校での活動
養成入門講座の内容
講座地元開催の手引き
養成入門講座講開催予定
IPNET-J大臣登録講座講師養成講習会
スクールインタープリター養成入門講座講師陣
IPNET-Jスクールインタープリターの趣旨
学校で子ども達にHMフィールドプログラム(自然体験型環境教育)を進めてくださるスクールインタープリターを養成します
1.スクールインタープリター養成講座で養成する人材養成目標
自然保護・環境問題の解決のために以下の4つを目指す人材を養成する。
(1)スクールインタープリター自身が理念・信念を持てる事を目指す。
(2)自分の理念・信念を姿・行動で示し続けられる環境教育指導者を目指す。
(3)自然を大切にする事を理念として持てる事を目指す。
(4)子ども達に楽しい自然体験をさせるスキルを持つ事を目指す。
今なぜスクールインタープリテーションなのか
スクールインタープリター像とHMフィールド・プログラム(自然体験型環境教育)
●2つの理念を持つ。
1.自然を大切にすること
2.そのために自分の伝えたいメッセージを持つこと
●3つの実行を行なう。
1.プログラム実施による自然体験を通じた環境理解を進めることを実行する。
2.環境教育の目標である「行動する人づくり」をめざして「自然を大切にするためのメッセージ」を伝えることを実行する。
3.行動する自信、自己肯定感、自尊心を育てることを実行する。
そのために、子ども達の発見をほめて、思考力、表現力、コミュニケーション力を高める。
その方法として子ども達を伸ばす接し方3原則(①しゃがんで②目を見て③ほめる)を実施する。
環境教育の目標(ベオグラード憲章)である問題を解決する行動ができる人材育成教育を実現するためには、単に環境問題や自然体験を行ない、行動につながるメッセージを伝えてもつながらない。
学校教育の中で行なわれている、生きる力、自尊心、自信を身につけることと、環境学習や自然体験を融合した環境教育を実施できる人材を養成している。
子どもが「どうせ何をしても出来ない」と自尊心や自己肯定感を失っていたらどんな環境問題学習や体験をしても環境教育の目標に近づけない。これは大人も一緒である。「私ひとりぐらいやらなくても・・・」、また環境教育リーダーになった人たちですら、「私なんかまだまだ・・・・」。最近の不登校や大人の引きこもりも自尊心の欠落といわれている。ほめられたことが無い。またほめたことが無い。環境教育はもはやこの分野まで踏み込まないと実現性が乏しくなりつつある。これでは「環境教育」と称して行なわれている事業、講座そのものに疑問が生じる。
長年の学校でのオリジナルな実践の中で、子どもが変わってきた、積極的になってきた事例を作り出してきている。また、クラスは社会の縮図といわれるように、クラスの問題は身近な子供にとっての環境問題でもある。いじめで命を落とす、教員も精神疾患になると言う地球環境にも匹敵する身近なクラス環境の問題を皆で解決する力を身につけることもグローバルな環境問題にとり組める力をつけることでもある(シンクグローバリー・アクトローカリー)。そのような環境改善にも取り組み改善した事例も持つ。
「HMフィールドプログラム」の意味はH:ヒューマン(子どもだけではないから)、M:メッセージ、フィールド:ネイチャーではなく身近と言う意味です。
私たちIPNET-Jインタープリテーションネットワーク・ジャパンは、そのために子供たちとHMフィールドプログラム(自然体験を通じて環境教育)を進めるスクールインタープリター(School Interpreter)を育成し学校などで活動していただくとともにその普及を加速させるためにスクールインタープリターを養成する講師陣の育成と仕組みづくりに取り組み、文部科学省、教育委員会、行政、学校と連携する必要があると考える。
持続可能な社会を目指す取り組みのひとつでもあると考える。
環境教育理念
環境教育とは、地球環境の問題に関心を持つとともに問題解決行動ができる人づくりであり、そのことから持続可能な社会をつくることです。
自然体験のプログラムは、校庭の自然や環境を知る調べ学習や環境学習になりますが、調べ学習や環境学習に終わらないようにどんな行動力を身につけるのか、プログラムを使用する指導者の環境教育理念を育て養成します。
取り組み
新学習指導要領、生活科の目標である「自立への基礎を養う」、また総合学習の目標である「問題解決能力・探求活動」の育成を目指し、単元の自然とのふれあいや体験を通した指導要領の内容に基づき「ねらい」に迫ることを目指しています。自然体験や観察する多様な視点から、子どもたちの感性で自然とふれあい、多様な自然環境を理解するように努めています。「~~と思うものを探す」ことでさまざまな思考や捉え方が出来る見方、体験を進めていける指導者を養成します。
ねらいを持った指導者養成
以下のような、ねらいを持って取り組める指導者を養成します。 1「さまざまな自然環境を多様に理解する」多様な自然環境の見方を体験の中で実践します。
2「自立への基礎を養う」意欲と自信をもち適切で工夫を凝らした行動が出来るように「探す」という自然体験活動を通じて育てています。
3「思考力、表現力、コミュニケーション能力を育て、さらに探究心・好奇心、自尊心も育てる。」自然を理科的に見るだけではなく、子どもの感性で見ることで、なぜそう思うのか思考し、リーダーやみんなに伝えるために表現する。その行為を通じて、コミュニケーション能力を育て、ほめることで自尊心、更なる探究心・好奇心を育てます。
4「環境教育」自然の大切さを常に話し、理解を即し行動力を身につけることを目指します。
IPNET-Jスクールインタープリターの活動
インタープリテーションの手法を用いて自然体験を通じて環境教育を行います。 自然や地域の課題を再発見・見直し、将来のライフスタイルや環境問題に関心を持つ人材育成を目指します。
自然や人々が大切にされる自然・社会環境、安心して暮らし続けられる地球環境づくりに寄与する活動です。
また、子どもたちに自然体験を通じて思考力、表現力、コミュニケーション能力や思いやりの心、「自立心」を育てることを目指します。
IPNET-Jスクールインタープリター活動の場
学校・園など、総合学習・生活科を中心に校庭で行います。
IPNET-Jスクールインタープリター活動の対象
幼稚園・保育園児、小学校児童、生徒。
自然体験の中味は?
IPNET-Jスクールインタープリターがおこなう自然体験とは、自然だけを対象とするのではなく、自然、歴史、文化、産業の遺産、自然から育まれた生活の知恵、人と自然、人と人の関わりも含めたものを言います。
IPNET-Jスクールインタープリター・学校での活動
街中の校庭の中でも自然とのふれあい・自然体験、環境教育ができます
教師自身や市民のゲストティーチャーとしての取り組みです。この講座で学ぶ特徴は、①環境教育で伝えること、②自然体験から環境教育をどのように伝えるか、その関係性を通訳する手法・インタープリテーション、③子どもを伸ばすコツです。


写真左、学校での自然体験・生活科で。写真右、子どもたちの作品
IPNET-Jスクールインタープリター養成入門講座の内容
IPNET-Jスクールインタープリター養成入門講座プログラム
1日課程
9時00分 | 受付 | . |
9時30分 | 開会 オリエンテーション |
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. | 野外実習1 | 自然体験活動1、フリップ・ワークシートの使い方 |
. | 野外実習2 | 安全講習、プログラムとは、自然体験活動2 |
. | 講義1 | スクールインタープリターと環境教育とは |
. | 野外実習3 | 体験活動活動3 まとめをしてみよう |
. | 野外実習4 | 体験活動下見 |
. | ワークショップ | プログラムづくりと工夫、授業実践向けて |
. | 野外実習5 | スクールインタープリターをやってみよう |
. | . | プログラムの実践。自然体験活動4.5.6. |
. | 講義2 | 学校との連携と今後 |
. | まとめ | . |
. | 修了証書授与、閉会 | . |
17時00分 | 解散 | お疲れ様でした。 |
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写真左、講義の様子。野外実習写真右、実習・ワークショップ。グループで相談
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写真左、楽しい演出。アイデアーでカード作り。写真右、実際にスクールインタープリターを試してみる。
スクールインタープリターのおられる都道府県と国
スクールインタープリターは、北は北海道から南は沖縄、石垣まで、海外は韓国にもいます。
日本地図はスクールインタープリターがいる都道府県および海外の国。都道府県および海外の国。
2012年12月現在
大臣登録スクールインタープリター養成入門講座講師陣
IPNET-J大臣登録講座の協力講師です。IPNET-J本部講師と一緒にがんばっていただいています。講師依頼希望の方は事務局までご連絡ください。
研究員 | . |
総括研究員 本多孝・本部事務局、 | 上席研究員 中井達郎・東京都、 |
上席研究員 山口雪子・岡山県 | 専門研究員 本多正恵・大阪府、 |
主任講師 | . |
(主任)Chang SangWook ・Seoul Korea(韓国)・Korea Sharing Nature Institute |
.(主任)八木文明 .山形県・葉っぱ塾代表、 |
主任講師(補) | |
(補)今井ひろ子・兵庫県・NPOたじま海の学校 | .(補)井上健太郎・大阪府 |
講 師(補助) | . |
田口美津子・新潟県、 須坂つぎ江・長野県、 伊藤孝夫・大阪府、 仲 芳則・愛知県 佐竹義雄・愛知県 |
武田敏文・大阪府・府民の森パークレンジャー 左海敦子・大阪府 竹崎 洋・大阪府 高野哲司・兵庫県 絹川喜和美・兵庫県 |
講師(野外実習・補助) | . |
内橋治美・兵庫県 稲原 有・大阪府 |
片岡和見・大阪府 谷口誓男・大阪府 |
新保拓海・北海道 石川勝行・宮城県 奥田真司・埼玉県・NPO埼玉環境カウンセラー協会.. 大西亮真・東京都 流石皇甫・山梨県 伊藤ひろ子・長野県 大原奈緒子・愛知県.. 渡辺径子・新潟県 高森彦輝・京都府 島山昌二・京都府・ツリー共育事務所 松田信行・大阪府 |
宮嶋啓太・大阪府・NPO法人ナック(NAC) 宮本義人・大阪府 珠数美穂・大阪府 岡本胤継・奈良県 上野勝美・和歌山県 朝倉克浩・兵庫県 岡田千尋・兵庫県 絹川武史・兵庫県 平田 章・広島県・健康サイクリング 小島俊哉・福岡県 |
環境省に登録申請準備中の者も含む。
2013年01月現在