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香川県満濃国営公園全国大会

IPNET-Jイプネット・ジャパン
インタープリター全国研究交流大会紹介

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事務局の挨拶と屋外での開会。

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まんのうインタープリターのガイドウォークとアクティビテー

IPNET-Jイプネット・ジャパン
全国研究交流大会紹介

IPNETーJ研究交流大会の報告

2003年3/21-22の二日間、香川県の国土交通省・まんのう讃岐国営公園で、IPNETーJ研究交流大会が開かれました。主催は国土交通省・国営讃岐まんのう公園、まんのう公園インタープリターボランティアの会、IPNET-Jイプネット・ジャパン。
後援は、満濃町教育委員会、社団法人日本ネイチャーゲーム協会香川県支部、財団法人日本緑化センター、社団法人日本ネイチャーゲーム協会、日本エコミュージアム研究会、社団法人日本環境教育フォーラム。
全国から80名を超える参加があり、スタッフとあわせると90名を超える大きな集まりになりました。
参加者の層も、インタープリターや自然観察指導員、NPO、行政関係、施設関係、研究者、教育関係者、博物館関係者、エコミュージアム関係、事業者(コンサル関連、環境教育関連)の方々など幅広い方々の参加でした。
1日目は、まんのう公園インタープリターボランティアの会の皆さんによるガイドウォークが自然生態園で5コースに分かれておこなわれました。
「春がきた、どこに来た」という普段のテーマでガイドウォークをしてくださいました。プロの方々からもその質の高さにご高評いただきました。
次は、総合センターへ会場を移し、まんのう公園インタープリターボランティアの会会長の記念講演を聴きました。 そして、まんのう公園インタープリターボランティアの会の皆さんによるプログラムやアクティビティ作りの研究発表がありました。パネルディスカッション風にまんのうでのインタープリテーションやアクティビティを支える仕組みについてもセンターの職員から話されていました。 その後、懇親会を開催。和やかに懇談しながら夕食をとりました。 次の日は、5名のさまざまな立場の方々に地域での活動について報告いただいた。
実践報告交流は、一人15分と質問を5分とった。

1.本多正恵・箕面市立萱野北小学校教諭の「山麓保全インタープリターとの連携による総合につながる生活科の授業と、山麓保全の仕組みづくり」。

2.太田尚子・とくしま自然観察の会の「吉野川河口の干潟でのインタープリテーション活動」。

3.徳永満紀・国土交通省讃岐まんのう公園工事事務所所長の「国営公園におけるインタープリターの育成事業とボランティアの活動」。

4.高岡清明・三重県地域振興部県土交通分野宮川流域調整特命担当監の、「宮川流域エコミュージアムでのインタープリターの育成事業とその活動」。

5.平田富士男・兵庫県立姫路工業大学自然環境研究所 教授、IPNET-J兵庫県事務局の「ガーデナー養成と街づくりの活動」で、地域での街づくりや仕組みづくり、ゴールを目指すインタープリテーション活動について報告いただいた。

午後はパネルディスカッション。目標とその目標目指すために必要な仕組みづくりにつながるインタープリテーション活動の大切さやその共通認識を広げていくことの大切さをこの会の役割と認識した。

houkoku1.shitugi全国大会での実践報告と質疑の様子。


まんのう公園インタープリター・ボランティアの会会長の記念講演
「まんのうインタープリター・公園と地域を結ぶもの」

本多孝のメモから報告します。講演要旨

まんのうでは、午前と午後にガイドウォークを生態園で実施している。 テーマを決めてやっているが、インタープリターによってコースややり方が違う。プログラム20パーセント、そのときの勢い80パーセントです。
まんのうでは、参加者の事情に合わせて30分しか入れない方など参加者のニーズや時間に合わせてしている。
まんのうで活動するようになったのは。
活動を始めたのは、18年前に日本自然保護協会の自然観察指導員講習会を受講したのがきっかけ。
環境教育という言葉は知らなかった。自然保護教育という言葉が一番初めに頭にインプットされた。
自然保護教育と自然教育の違い。自然教育は、自然をよく知っている人を作る。自然保護教育は、自然保護の仲間を作る。 「地域で自然観察会をしてください」といわれた。
ベオグラード憲章に環境破壊の最大の原因は、戦争であると書かれている。イラクでは戦争している。
自然に接し、自分の周りの環境に接し、理解し、考え、評価し、活動できる人材を育成する。
自分で始めて自然観察会を実施したのは、8年経ってからで、丸亀でおこなった。丸亀城がフィールドで、都市公園。自然豊かなところではない。町の中に見られる野鳥がいるところである。仲間から、「丸亀城でやっても面白くないでしょう」といわれるけれど、そんなことはない。 丸亀に住んでいる人が常に接している土器川ではじめの一滴はと、源流を見に行くが、身近な土器川の自然を見直すことにつなげている。
国営公園について聞かされ、その中にある、逆様池がなくなると聞かされた。そこには、レッドデーターブックに載っている植物があると聞かされた。国土交通省の公園工事事務所に池の自然が壊れるとお願いし。都市公園を作る上で、市民とともに都市公園を作るということから、逆様池の集水域ごと守ることになった。逆様池を自然生態園として守ることになった。公園計画を変えてくださった。国営公園が市民の声を聞いて、計画を変えたというのは、今までになかったことで、これって自然保護運動だったのねと仲間で話している。
逆様池の保護にかかわる中で、公園が開園してからも市民の活動をしてほしいと言うことで、開園する前から、工事しているときから、周辺で活動をし、どのようなことをすれば良いかの市民活動をするために米作りや炭焼きをしたりした。
カスミサンショウウオの産卵場所を復元したりした。
公園側からインタープリターとして活動してほしいという、声がかかった。
自分も、そのとき、ある方から、インタープリターということを聞いたところだった。公園の言うものと自分が教えてもらった、インタープリテーションと違うのではないかと思った。公園側は、従来の自然観察会程度に理解していた。曽根さんは、それとは違う印象をうけていた。 それで、市民グループの予算でインタープリテーションの講演会を開催し、公園側と一緒に学んだ。
公園側は、市民グループに活動してほしいということだったが、門戸を広げて活動していただけるように一般募集して、養成講座を開くことになった。
昨年で第4回目の養成講座を開いた。
インタープリテーションの活動は、ガイドウォークだけではない。
竜頭の森では、セルフガイドを作った。インタープリターを介さない印刷物によるインタープリテーションを作った。
イベントでは、里山の暮らしをコンセプトにしているので、楽しいだけのものや適切でないものは、やっていない。
活動して気がついたことは、国営公園と国立公園は違うということ。
私は公園の中に住んでいます。いいとこに住んでいますというのが国立公園。ダンボールですかが国営公園。
国立公園は、自然公園法。国営公園は、都市公園法。うまい表現でいい、インタープリテーションだ。
アメリカの国立公園は、一定のエリアを定め、土地の保護をしている。 日本の国営公園は、地主が国土交通省。
アメリカは公園局が所有している。合衆国の国立公園の仕組みに一番近い公園は、日本では国営公園である。
アメリカでは、その土地が守られているので、その仕組みの中でのインタープリターの活動である。
われわれも逆さま池を守らなければなりませんと言わなくても維持管理し、守ることが決まっているので、アメリカと同じだ。
国立公園は、環境省が、持っているところもあるが、そうでないところもある。瀬戸内海国立公園では、その中にコンビナートもある。 国営公園では、都市公園法の枠組みで、人の暮らし方や文化、自然を継承していけるのではないか。
守りついで行く仕組みづくりに関心が広がってきた。
自分の興味は、旅行へ言っても何が展示してあるかよりもその見せ方に興味がある。
有る植物園では、ドアのストッパーが木の葉の形していたよという見方をしている仲間もいる。
まんのう公園では、教員研修もしている。
自分自身の環境教育の考え方にもずいぶん変わってきた。
自然保護教育で、「親しむから知る、守る」ということを教わった。この言葉に誤解があることを知った。自動的にこうなると思っている人もいる。
子供のときに親しみ、少年期に知り、大人になって守るという成長の中で、そうなるという考えもある。
そうではなく、親しむ、知る、守るの3つをかごを編むようにぐるぐる回って大きく自然を通して、自然を守っていくことにつながるのではないか。
親しむことから、知りたくなり、守りたくなるように仕掛けていくのが、インタープリターではないか。その仕掛けをきちんと入れていかなくては、楽しいだけでは、私の考えているインタープリターではない。 公園のインタープリターの活動を公園の中だけで終わらせていないという状況が生まれてきた。そういうインタープリターの仲間が増えてきた。公民館や地域で自然観察会を始めたり地域づくり、地域の公園作りなどで、自分にできることで地域にかかわるインタープリターが増えてきた。
自分のスタンス、できることで地域でやっていく仲間が増えきた。 アメリカのインタープリターの歴史は100年の歴史がある。その中で、自分は子供のときにすばらしいインタープリターに接して、自分もなりたいという人がいる。まんのうでも幼稚園の小さい子が、私もインタープリターになれると言ってくれた。 私が年取ったときに、かつてインタープリターをやっていたじいちゃんを引き連れて「かつてこの逆様池ではね」という話が聞いてみたいと思っている。
おわり

progurame.houkoku2プログラム作り研究発表と国土交通省の実践報告
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展示配布コーナーと販売資料のコーナーもありました。


IPNET-J全国研究交流大会プログラム

「日本型インタープリテーション活動の今日的課題と展望」 IPNET-Jイプネット・ジャパン研究交流大会プログラム

3/21(金)

会場:国営讃岐まんのう公園・自然生態園

13:30~14:00 国営讃岐まんのう公園・生態園にて、受付 氏名確認と名札作り
14:00~14:15 IPNET-Jイプネット・ジャパン研究交流大会開会行事
挨拶等 工事事務所、まんのうIPボランティアの会、IPNET-J大会事務局
14:30~16:00 まんのう公園インタープリター活動視察 ガイドウォーク体験
まんのう公園のインタープリターの皆さんによる
ガイドウォークを体験
16:00~16:30 総合センターへ移動 車は臨時駐車場へ
16:30~17:00 正式受付・資料渡し・参加費受付など
17:00~18:00 記念講演「まんのうインタープリター・公園と地域を結ぶもの」
総合センター研修室
まんのう公園インタープリター・ボランティアの会会長、
18:00~19:00 研究発表「ガイドウォークのプログラム・アクティビティづくり」
まんのう公園インタープリター・ボランティアの会の皆さん
19:00~19:30 懇親会準備 テーブルを並び替えます。お手伝いください。
19:30~21:00 懇親会

その後宿舎へ

3/22(土)

8:00~9:00 公園内レストランで朝食 コーヒー付
9:00~10:00 国営讃岐まんのう公園・総合センター研修室にて、受付
10:00~10:05 IPNET-Jイプネット・ジャパン研究交流大会開会
10:05~11:00 実践報告交流 各自15分
本多正恵・箕面市立萱野北小学校教諭
「山麓保全インタープリターとの連携による総合につながる生活科の授業と、
山麓保全の仕組みづくり」
大田尚子・とくしま自然観察の会
「吉野川河口の干潟でのインタープリテーション活動」
平田富士男・兵庫県立姫路工業大学自然環境研究所 教授
IPNET-J兵庫県事務局
「ガーデナー養成と街づくりの活動」
高岡清明・三重県地域振興部県土交通分野宮川流域調整特命担当監、
「宮川流域エコミュージアムでのインタープリターの育成事業とその活動」
徳永満紀・国土交通省讃岐まんのう公園工事事務所所長
「国営公園におけるインタープリターの育成事業とボランティアの活動」
報告 各15分
全体を通じ30分程度の質疑
12:00~13:00 昼食・休憩(弁当は申込者のみ)
13:00~14:30 実践報告交流者によるパネルディスカッション
「インタープリテーションの向こうにあるものは?」
パネラー
徳永満紀・国土交通省讃岐まんのう公園工事事務所所長
平田富士男・兵庫県立姫路工業大学自然環境科学研究所 教授
井上博夫・まんのう公園インタープリター・ボランティアの会副会長ら
コーディネーター
IPNET-Jイプネット・ジャパン顧問
14:30~15:00 閉会 大会事務局、国土交通省、現地準備実行委員会

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全国大会を支えて下さったスタッフの皆さんや公園管理センターの職員