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森林環境教育指導交流会

奈良県農林部森林整備課
2013年度奈良県森林環境教育指導者交流会
IN奈良県・山添村森林科学館・報告

森林環境教育指導者交流会報告
(1)プログラム体験・里山整備  奈良県森林技術センター
(2)プログラム体験・木工工作 神野山観光協会
(3)プログラム体験・草木染及び羊毛手芸 山添紡の会
(4)プログラム体験・樹木観察 奈良森林インストラクター会
森林環境教育実践報告 明日香森林環境教育 Forest River
情報交換・交流・仲間作りワークショップ (社)IPNET-J 代表理事
交流会プログラム
交流会目的・趣旨
さいごに

森林環境教育指導者交流会

奈良県農林部森林整備課in奈良県・山添村森林科学館・報告
2013年度森林環境教育指導者交流会の報告

CIMG1591ss2013年9月28日土曜日、奈良県・山添村森林科学館で奈良県森林環境教育指導者交流会が開催されました。
この交流会には、奈良県で行なわれている森林環境教育指導者養成研修会の修了者や地域の活動者も交えて初めて開催されました。
(社)IPNET-Jでは、平成18年の初期から2日間の講座を年2回のペースで講師派遣してきました。 今回は多くの方々が参加され、懐かしい顔、今もお世話になっている仲間に会えてとても楽しい有意義な交流会でした。午前中は、里山整備、樹木観察、木工工作、羊毛の草木染と手芸など森林環境教育のプログラムを体験。午後は、実践活動の報告、情報交換仲間作りのワークショップが開催されました。
写真・森林環境教育指導者交流会全体会


(1)プログラム体験・里山整備  奈良県森林技術センター

CIMG1460ss関心のある内容に沿って4つのグループに分かれた後、各グループでプログラムが実施されました。
里山整備についてパワーポイントを使ってレクチャーが行なわれました。
里山整備を実施する立場として準備や注意点などに留意することや、参加者が森林環境教育を構成する4つの要素である、「森林」「学習者」「指導者」「プログラムや教材」を意識できるようにすることが話されました。写真・里山整備に関するレクチャー


(2)プログラム体験・木工工作 神野山観光協会

CIMG1476ss木工工作のグループは、木工館に移動し、実際にプランターケース作りを体験しました。
はじめから用意された材料でケースを作り、その周りに各自自由に自分の名前を作ってはりつけたり、花や模様を作っていました。
奈良県では夏休みに木工工作コンクールが開催されており、夏場は、600人ぐらいの子ども達が来場するそうです。
木工に使う機械など設備が充実しており専任の職員も配置されています。この職員も森林環境教育指導者研修会の修了者です。
機械や工具の使い方、注意をレクチャーしていただきました。
今の子ども達は、このような施設に行かないと木工工作を体験することがなかなか出来ません。 昔は何もなかった頃の遊びの一つとして木工工作は、普通に自宅でしていました。かまぼこ板がちゃんと家にきれいにして残されていたり、割り箸も使い捨てずに保存されていました。 のこぎりで船の形に切って割り箸で帆を立てたりとそんな遊びをしたものですが、今はホームセンターで材料を買うか、このような施設に来ないと出来ないのは残念なことです。 写真は木工館での実習の様子。


(3)プログラム体験・草木染及び羊毛手芸 山添紡の会

CIMG1493ss草木染及び羊毛手芸グループは、羊毛館体験実習をしました。
周辺では2種類の羊が、放牧されておりその羊毛を使って草木染をしたり、糸を紡いだり、機織してマフラーを作ったりできる施設です。
このグループでは、前半はその羊毛をクルミやスギの葉を使って草木染を行ないました。とても渋いいい色合いです。スギの葉からは、黄色い色に染まり予想外でした。
その後、15cm各の羊毛に針を使って違う色の羊毛を植え付け壁掛けなどのイラストを作成しました。
とてもかわいい作品が出来上がっていました。
写真は羊毛館での体験プログラムで作成した作品。


(4)プログラム体験・樹木観察 奈良森林インストラクター会

CIMG1502ss樹木観察グループは、神野山頂上を目指して樹木を観察してゆっくり歩きました。
森林インストラクターの方が指導してくださいました。時間が足らず山頂までいけませんでしたが、天気もよく楽しく観察できました。
写真は樹木観察グループ。

 

 


森林環境教育実践報告 明日香森林環境教育 Forest River

CIMG1505ss明日香森林環境教育 Forest Riverの代表から実践活動報告がありました。
指導や研修終了後、活動を立ち上げ、その中での課題や苦労話も含め報告がありました。
発展、継続していく間で活動の場所を探し確保したり、参加者(学習者)を集めたり指導者を外部から求めたり養成したり、プログラムや教材を開発したりという部分での工夫や苦労について身近に話がありました。
特にスタッフ不足の中、協力者をこの場で募集されており、今回の交流会の目的が合致するだけに仲間を獲得できることを願っておられました。
写真は、明日香森林環境教育 Forest Riverの代表から実践活動報告。


情報交換・交流・仲間作りワークショップ
(社)IPNET-J 代表理事 本多 孝

CIMG1529ss準備と名刺交換
ワークショップはこの交流会の最大の目標である情報交換、交流、仲間作りができることを目指しました。
まずはじめに、このワークショップの流れを確認しました。ワークショップの目標、準備、名刺交換、じっくりお話タイム、マッチングタイム、振り返りです。
目標として、皆がどんな活動をそれぞれしているのかを知り、お互いの課題・問題・ぶち当たっている壁や人材の募集、スタッフ・参加希望などを紹介、マッチングする人を結びつけることです。
よく交流会で、自己紹介や交流しているとこんなことがあります。「イベントをしたいがスタッフがいないので誰か手伝ってください」。そうすると「私、何かしたいしぜひお手伝いしたいので私でよければぜひ手伝わせてください」。
普通ならこの両者は、ぴったりと一致してお互いに助かるはずですが、その場限りになってせっかく交流会を開いても結びつかないと言うことがあります。
そこを結びつけ得るのが今回のオリジナルワークショッププログラムです。 まず名刺交換の準備にかかりました。事前に皆さんには、A4サイズの6分の1ぐらいの大きさの用紙に統一様式で、氏名、住所、メール、TELを書いてもらいその下に今回の交流したい内容や課題、希望を書いていただきました。
その名刺原稿を朝、受付で受け取り早急に参加者人数分の名刺を印刷、断裁しました。 その交流したい内容や課題、希望を大きなゼッケンに書いて、首からつるしていただいていよいよ名刺交換しました。
ここでは、あくまでも交換を優先しできるだけ多くの方と接していただきました。皆さん半数以上の方と交換してくださいました。
写真は、全体での名刺交換の様子。
CIMG1549ssじっくりお話タイム
名刺交換後、関心のある方々と、もっとじっくり話せるように「じっくりお話タイム」を取りました。
関心のある方同士1対1だったり、グループだったりとじっくり質問したり話を聞いたりしました。
途中3回、じっくりタイムをリセットし、また別の方々とも話し合う時間を作りました。 じっくり話し込んでしまって他の方との交流がなくなると幅が狭くなってしまうので、一旦話を打ち切ってもらい席についてから、また別の方とのじっくりタイムをスタートしました。 こんなに皆さん熱心に話し合われていたのは想定外でした!!写真は「じっくりお話タイム」で自由に輪を作って話し合う参加者。
CIMG1574ssマッチングタイム
最後に、フィーリングカップル5対5ではないですが、今後つながりたい方、連絡を取りたい方などと連絡が取り合えるように、自分の名前を書いたポストイットを相手のゼッケンに貼る、貼られた人はお返しに貼る。 ということで2つのグループ同士で行ないました。
皆さん、関係する方々とマッチングできたようで、帰ったら必ず「今日はお疲れ様!!」とメール交換からはじめようと皆さんにお願いしました。
振り返りで早速「仲間をゲットできた!!」と発表される方もいて皆で拍手。 「楽しかった」「こんなワークショップは初めてだった」と振り返っていました。写真は、マッチングタイムを終えて振り返りの様子。


交流会プログラム

9:00 受付
9:30~ 9:45 主催者 奈良県庁挨拶
<休憩・各自体験場所へ移動>
10:00~12:00 各体験場所で
アイスブレイク
森林環境教育プログラム体験
(1)プログラム体験・里山整備  奈良県森林技術センター
(2)プログラム体験・木工工作 神野山観光協会
(3)プログラム体験・草木染及び羊毛手芸 山添紡の会
(4)プログラム体験・樹木観察 奈良森林インストラクター会
<昼食>
13:00~13:45 森林環境教育実践活動報告
「明日香森林環境教育ForestRiver」代表
<休憩>
13:55~16:00 ワークショップ、発表
情報交換、個人・団体の交流 (社)IPNET-J 代表理事
16:10~16:30 ふりかえり、まとめ


交流会の目的

「森林環境教育指導者交流会」について①森林環境教育指導者としての一層の実践を促す
(実践現場をとらえなおし、活動を現実的に考える)
②各団体・個人間の情報交換
(地域の人がつながるきっかけづくり)

1.背景・目的
奈良県では平成18年度より森林環境教育指導者養成研修を実施し、数多くの研修修了生を指導者として認定してきました。しかし、研修での基本的な知識や指導者としての心構えの習得のみで、森林林業体験学習を自ら企画・実践するところまで、なかなか踏み出すことができないところです。
そこで、「森林環境教育指導者交流会」を開催し、森林環境教育を実践している指導者の活動状況などを知る機会をつくるとともに、参加者が相互に情報交換等を行うことにより、指導者各々が能力向上のために切磋琢磨できる基盤をつくることを目的としています。

2.参加対象者
H18~H25森林環境教育指導者養成研修「基本的な指導者養成コース」修了生
県内で森林環境教育を実践しているボランティア・NPO団体等
県内で里山整備をしているボランティア・NPO団体等

3.開催日程
平成25年9月28日(土)

4.開催場所
森林科学館を中心とした山添村神野山周辺
(奈良県山辺郡山添村大字伏拝888-1)


さいごに

奈良県森林環境教育指導者研修会が始まったのは平成18年です。それから毎年2回ずつ開催されています。
3~400名の方が、指導者として認定されています。県内では大きな勢力になります。
今まで各研修会ごとに呼びかけて、同窓会から活動組織に発展していったところはあっても他の研修会の参加メンバーとの交流はありませんでした。
今回は全県的に横のつながりを作ることが出来た画期的な交流会でした。
久々お会いする顔、見たら直ぐ思い出す顔、今も一緒の活動をお手伝いさせていただいている顔。
久々にお会いできてうれしく思いました。これからも奈良県の環境教育が発展することを願っています。
ありがとうございました。
IPNET-J事務局作成