17/07/03質問の仕方で答えが変わる。本当に聞きたいことは?

ipnetj   2017/07/03   17/07/03質問の仕方で答えが変わる。本当に聞きたいことは? はコメントを受け付けていません。

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質問の仕方で答えが変わります。しかし質問をしている側は全く意識せず、同じ趣旨を聞いていると思っています。ここに微妙なすれ違いが生じます。
過去、ある学校で「自然で五感で探そう」というのをした際、子ども達は「五感」という難しい言葉がわかりません。それで五感の説明をしました。
「五感ってなーに?」フリップカードの絵にしたがってこれは何と聞きました。
答えは、目、耳、鼻、手、口。ここまでは思惑通りでした。
これからが問題です。ある時、私は、こんな質問をしました。
Q「じゃ目はなにするところ?」A「見る」
Q「耳は?」A「聞く」
Q「鼻は?」A「におう」
Q「手は?」A「触る」
Q「口は?」A「食べるところ」
皆さんはこの答えをどう思いますか?
別の日に、ちょっと言い方を変えてこんな質問の仕方をしました。
初めは一緒です。次の質問は、
Q「目で何がわかる?」A「色」「形」「大きさ」・・・
Q「耳で何がわかる?」A「音」「音がガシャガシャとか、シャーシャーとか違いがわかる」「大きい音、小さい音」
Q「鼻で何がわかる?」A「いろんなにおい」
Q「手でなにがわかる?」A「さらさら」「チクチク」「ふわふわ」「ざらざら」・・・
と出てきました。五感で自然を探すときに子ども達に求められる感覚は、後者の方がよりいい答えですね。
「何するところ?」と「何がわかる?」では、微妙に答えが違ってきます。
ここに今からする活動に何が求められているか、ボランティアリーダーが理解しているのかどうかということが出てきます。
確かに、似たような答えではありますが全く違ってきます。
学校に勤務していたころ研究授業でこれと同じ質問ミスがありました。若手の先生は自分は毎回同じことを言っているつもりでも微妙な質問の違いでうまくいったり、いかなかったりしました。
本人には何度指摘しても、同じことを言っていると信じている以上改善しにくいです。
子ども達の答えがうまく返ってこない。思惑通り授業が進められない。でも本人は同じことを言っていると信じ切っています。日本語の難しさかもしれませんね。
心にとめておきましょう。

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