子どもの考えを言葉にするために待つ抱擁力が必要です。

ipnetj   2014/06/06   子どもの考えを言葉にするために待つ抱擁力が必要です。 はコメントを受け付けていません。


待つことの大切さを感じることがよくあります。
学校で子どもたちと自然体験活動を行い、発表をみんなにしてもらった時のことです。
ある子どもが一番最初に「この樹の切れ端が携帯電をに似ている」と嬉しそうに持ってきました。
本当にそっくりでその形をの特徴がよく出ているものでした。すごいねとほめたことがあります。
その子を担当していたリーダーもほめていました。
皆で発表にとき、いくつか見つけてくれたものの中から一番よかったものを紹介してなぜそれが良かったのか全員に聞きました。
グループごとに出てきたのです。その子は初めに見つけた携帯電話に似た木ではなく別のものを手に持つて発表しようとしていました。でもみんなの前で発表するのは恥ずかしそうでなかなか言い出せませんでした。ところがその沈黙が嫌なのか割って入ったリーダーは、「ほらその木が、携帯電話みたいでいいと一番に見つけてたね。これがこの子が一番よかったものです」とその子の思いとは関係なく一方的に結論を押し付けてしまったのです。
確かにもじもじして発表に時間がかかったし沈黙が続きましたが、明らかにその子が手にしたものはその携帯電話に似た木ではなかったのです。
「じゃ最後に発表しようか、それまでに考えておいてね」などとしておけばよかったのではないかと思います。
子どもはすぐにみんなの前で発表できるとは限りません。はっきり大きな声で言える子もいます。活動中は大声で元気よくしていてもいざみんなの前に立つと何も言えないという子もいます。
みんながてきぱきと発表してくれるのが一番ですが、リーダーにとってその沈黙は耐えられないのかもしれません。
しかし、待ってあげることはその子にとってとてもいい体験であり成長のために通らなければならないものです。
待つことの大切さをリーダーも先生も持っておく必要があると思います。