質問設定と思い込みによる勘違い

ipnetj   2014/04/12   質問設定と思い込みによる勘違い はコメントを受け付けていません。

質問設定と思い込みによる勘違い
子どもたちに的確に質問しないと答えが違ったり、子どもたちを混乱させてしまうことがよくあります。
子どもが応えられず混乱するようなことになれば、子どもたちに自信をつけるどころか自信を喪失させてしまうことすらあります。
特に新人の教員は、研究授業などで的確な質問ができず、授業がうまく進められないと、悩むことがあります。設問の仕方はとても重要なことです。
私たちスクールインタープリターにも言えることです。
自然を探したものから、最後に発表会をしています。その中で子供たちに思考力、表現力、コミュニケーション能力を高めるために自分の言葉で発表してもらっているのです。
そこで、これらの能力を高め訓練するためにも、いくつか探したものの中から「どれが一番お気に入りかその訳を発表してください」とスクールインタープリター間で打ち合わせを行います。
ところが実際にやってみると、「一番を発表してください」または、「スペシャルを発表してください」、「発表してください」となってしまい、子どもたちは、どう答えたらいいのか戸惑う姿をよく見かけます。
「発表してください」ってどう発表したらいいのか。
「一番を発表」というのは、どれが一番かと聞かれているだけなのか。
「スペシャルを発表して」とはもっと不可解です。
しかし、これらは、打ち合わせを無視したわけではなく、打ち合わせ通りに進めているという思い込みから出ています。
探したものの中から「どれが一番お気に入りかその訳を発表してください」と「一番を発表してください」または、「スペシャルを発表してください」、「発表してください」は、分かっているものの同義語として同じことを聞いているという思い込みから来ています。
日本語の難しいところです。
英語は疑問詞というものがあります。
「どれが一番お気に入りかその訳を発表してください」は明らかにWhyと聞いています。
「一番を発表してください」または、「スペシャルを発表してください」、これらはWhichという疑問詞です。英語なら絶対間違わないことですが、日本語は明確な疑問詞を持たないので聞き方がコロコロ変わり質問の趣旨があいまいになってしまします。
ましてや「発表してください」は、大人でも詰まってしまう質問です。
それで下記のようなフリップカードを作ることで、言葉のあいまいさを是正できたらと思いました。
以前、学校での授業で、子どもが見つけてきたものをついうっかり「これはなに?」と聞いてしまったことがあります。当然子どもは植物の種や名前などわかりませんから、困り顔になりました。本当は「これはどこに貼るの」と聞きたかったのです。すぐに言い直したのでちゃんと答えてくれました。(ワークシートにいくつかの探し物を見つけて貼るように指示していました)
これは、Whereと聞きたかったのにWhatと聞いてしまった言い間違いです。自分はわかっていても相手には、違うように聞いてしまっているのです。
新任教員も、研究授業の際、他のクラスでためしの授業を本番前にします。うまくいったりいかなかったりするのは、この設問の仕方の不安定さがほとんどです。
同じ言葉で質問することはとても大切なことです。
フリップカードにちゃんと書いておこうと思いました。

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